湖国八十八ヶ所巡り
Jyunrei
国分寺
国を分け宝を積みて建つ寺の
末の世までの利益残せり
- 都道府県
- 高知県
- 霊場名
- 第29番札所 国分寺
- 所在地
- 〒783-0053 高知県南国市国分546
- 連絡先
- 088-862-0055
- 霊場のご案内
土佐の国分寺といえば、平安中期の歌人、紀貫之(868〜945頃)が浮かんでくる。とくに貫之が著した『土佐日記』は、女性の筆に託して書かれた仮名日記であることはあまりにも有名であるし、貫之が国司として4年間滞在した国衙は、国分寺から北東1㎞ほどの近くで「国分寺共々土佐のまほろば」と呼ばれ、土佐の政治・経済・文化の中心地であった。縁起によると、弘法大師がこの地を巡錫したのは弘仁6年(815)のころで、毘沙門天像を彫造して奥の院に安置された。その際に本堂で真言八祖に相承される厄除けの「星供の秘法」を修められた。以来、土佐国分寺は「星供の根本道場」となっている。