澄む水を汲むは心の清瀧寺 波の花散る岩の羽衣
土佐市の北部。醫王山の中腹にあるが、ここは「土佐和紙」「手すき障子紙」で知られる高知県の紙どころ。その源をたどると弘法大師と因縁浅からぬ霊場であることがわかる。「みつまた」をさらし、和紙を漉く重要な水の源泉として、信仰の厚い札所である。厄除け祈願の名刹で、そのシンボルが本堂の屋根より高い大きな薬師如来像である。