南無薬師諸病悉除の願こめて 詣る我が身を助けましませ
土佐路の西南端、「修行の道場」最後の霊場である。弘法大師がこの寺を訪ねたのは延暦年間(782〜805)で、桓武天皇(在位781〜806)の勅願所として再興、日光・月光菩薩像を安置して、七堂伽藍を整えた。このとき大師が錫杖で地面を突いて湧き出た霊水が、今日に伝わる「眼洗い井戸」である。